2016.12


師走
慌ただしい日々の中で
うたをきく
そんな日が幾日かありました

からだじゅうを巡った
音の波は
いつまでからだのなかに残って
響き続けるのだろう

「声は歌うため 祝うため 癒しのためにある」
今年一番と言っていいほど
心に残った本
『ミュータント・メッセージ』より

2016.11.29










新月
は21時をまわってから

陰から陽に転づる直前の
収穫をしに畑へ
夏草は枯れ 冬草にかわり
農の仕事ものんびりになる
ひさびさに
水の神様のところにご挨拶して
少しだけ雑木林の中を歩いた




これはどなたのお住まいだったのかしら



2016.11.1




大神神社でわけていただいた榊
ユーリさんの白樺の笛をぷーっと鳴らして
はじまりの日

2016.10.1






無花果と白手亡豆





日々小さく感ずること
ずれ
のようなもの

いくらまわりの人が
良いとしていたり 好きだと言っていても
自分にとってのほんとう、とは限らないので

もっともっと自分が基準で
選んでいきたいとおもいます
それでよいよ
という便り

3年振りに
痛みのない月がやってきました
昨月旅先でのたうちまわったのが嘘のよう
長女気質で痛めてきた
第二チャクラを癒す試みは
うまくいっているようです



2016.9.18


十五夜の差し入れ
お月見団子が
出雲の生姜糖と
すみ子さんの酢橘になって
かえってきました

いしいしんじさんの
ごはん日記が好きで
刊行された頃よく読んでいました

こういうことがあると
いつも思い出します
読むとお魚
とくに烏賊が食べたくなります

「空き瓶がししとうに化けた!」

読書の秋が
はじまりますね




旧暦葉月のおしらせ



枇杷はお釈迦様の時代から
薬効ある植物として
仏教の古き経典のなかには
「大薬王樹」と記されています


奈良時代に日本へ入り
730年に創設された「施薬院」でも
枇杷の葉療法が行われ
そこからお寺さんに広がり
境内に植えられた枇杷の葉で
僧侶が村の人々へお手当てをしていた時代もあったそうです



現在も家々のあいだを散歩してみると

あちこちにひっそりと生えている
枇杷の木


生葉をいただいて行う
こんにゃく湿布の仕方と
一度作ればずっと保存がきく
玄米焼酎をつかった
枇杷の葉エキスづくりをお伝えします


枇杷の葉エキスは
切り傷、火傷、虫さされなど
暮しのなかのちいさな外傷薬として
とても役立ちます


晩夏の季語にもなっている「枇杷葉湯」も
お出しできたらと思っております

「枇杷の葉こんにゃく湿布と枇杷葉エキスづくり」
2016年9月10日 土曜日

13:30−



詳細 お申し込みは

お願いいたします


2016.8.25


玉ねぎの苗床づくり

すこし前から
米ぬかを撒いたり
草を刈り敷いたり
準備があっての種降ろし

虫に負けず
育ちますように



2016.8.19



念願だった
矢野智徳さんの「大地の再生講座」へ

写真は風の草刈り

ただ闇雲に刈るのではなく
風に削がれるように鎌をつかうことや
草の根の変化についてなど

表面的な美しさや達成感ではなく
植物や動物
自然に学び観察すること

「頭で考えると無理と思っても
 一人でこつこつやっていたら
 自然は応援してくれる」

水や空気が通り良くなること
身体もおなじだなとおもう


2016.7.20



山羊座満月
手元に巡って来た

『ミュータント・メッセージ』

友人がおすすめしてくれた本

「植物王国の目的は
 動物と人間に食べられること
 土壌を流さないこと
 美を強調すること
 環境を調和させることにある。
 植物と木は私たち人間に静かに歌いかけていて
 彼らは私たちがお返しに歌いかけることだけを求めている。」

あるアボリジニの部族のおはなし
人と動植物とのかかわり
メンタルテレパシー
など

わたしの生き方は
たくさんのしがらみがまとわりついていて
もっともっと削ぎ落としていきたいなと
夢中になって読んだり
そっと置いて今を省みたり

フィクションということになっていますが
読んだ方がおもうままに
感じられるのが良いなとおもいます

どなたかの元へ
ご縁がつながりますように


2017.7.10





じゃがいも収穫

選挙は期日前に済ませて
畑へ

気持ち良い時間を
すこしずつ増やしていくこと

政治はおおきく
暮しに関わるけれど
揺れ動かされすぎないように

祈りながら
地に足をつけていたいです

2016.6.23



田植え
はじまりました
泥だらけになるけれど
素手で

泥や草や水
感触を味わいながら

自然農の田んぼは
すこしかわっているけれど
延々と続いてきた営みに
感謝でいっぱいです

時折やってくる
爽やかな風と
鳥と
猫に
励まされながら

2016.5.26



畑にて
初収穫

3月10日に
種を降ろしたえんどう

その場でそのまま
むしゃむしゃ

採ってたべる

ずっと心にあります
ゆっくりすこしずつ
満たされています

2016.4.16-17




みどりのクラフト

稲荷山公園という
とってもとってもきもちのよい場所で
本年も出店させていただきました
ありがとうございました

あたたかなお気持ちとお言葉
たくさん頂戴いたしまして
次への活力となっております

本当はもっとおひとりづつ
ゆっくりお話ししたかったのですが
それができずあちらこちらと
失礼いたしまして反省しております

昨年
農家さんのところへお訪ねする機会をいくつかいただき
より深く 
自然と向き合うお仕事の厳しさを感じました
そしてわたしは
ご縁をいただいた
おいしくて愛の込められた食材を
自分が料理するだけでなく
家庭の台所へつなぐ役も担いたいと願い
その第一歩として
食材販売もさせていただきました
大切な作物をお預けくださった
フヌイユ農園さん
蒜山耕藝さん
やくちファームさん
ありがとうございました

これからも
陰陽五行は大切にしながらも
見た目や理論より
不自然なことなく
いま畑に育っているもの
土や風の中で貯蔵されたもの
みえない生き物の時間で育まれた調味料などを大切に
料理が自己表現にならぬよう
台所に立ちたいと思います

たくさんの感謝をこめて




2016.3.15



啓蟄 菜虫化蝶
結球白菜の花芽
和え物に

白菜らしいみずみずしき葉と
育った苦味を含む葉と

2016.3.10



先週より
畑の時間がはじまりました
今日は
えんどうの種を

昨秋に自然農の場に出会い
街で暮らしながら
ここが心の拠り所になっています
土に触れていると
よろこびがあふれてきます

三歳のおともだちが
畑のあぜ道を走り回っていたかとおもったら
ひととき立ち止まり
誰もいない畑に向かって二度
お辞儀をしているのが遠くに見えて
さらに嬉しくなりました

2016.2.21



2016.2.21

雨水
土脉潤起

花粉症の方々の
症状が出はじめたと
耳にするので
葱味噌を添えました
しばらく続けようとおもいます

農家さんから送っていただいている
お野菜便
昨日をもって初夏の頃までおやすみ
年明けからずっと
この沢庵にお世話になりました

次の冬は
自家製を仕込みたいです

ごあいさつ




ある日
お米をといでいて
気がついた

これらは稲という草の、

わたしたちは
草の実や葉や根っこ
自然をたべているということ

栄養素 であらわされるものことでなく
目の前にある自然と
目にはみえないけれど めぐっているもの
どちらもを大切にして

料理をします

植草奈緒